2月15日付けでジェネリック医薬品が一斉に承認されましたので、
2018年2月承認予想の答え合わせをしてみたいと思います。
品目一覧
特許とMF登録の状況から、
初承認とAG以外としては初承認という観点で18品目の承認を予想しました(※図中、「△」は、2月承認からずれ込む可能性があるもの、「番外編」は、薬価収載の対象とならないものを指します)。
今回、
初承認成分:8品目(イルベサルタン/アムロジピン、オセルタミビルリン酸塩、ナルフラフィン塩酸塩、フレカイニド塩酸塩、ボルテゾミブ、ミノドロン酸水和物、ラモトリギン、炭酸ランタン水和物)、
剤形としての初承認:2品目(アミオダロン塩酸塩静注、レボフロキサシン点滴静注)、
AG以外としては初承認:3品目(トラボプロスト、ドルゾラミド塩酸塩/チモロール、ブリンゾラミド)が承認されましたので、結果としては、
13品目中11品目の予想が適中しました。
有効成分 | 製品名 | 企業名 | 予想 | 答え合わせ |
イルベサルタン / アムロジピン | アイミクス配合錠 | 大日本住友製薬、塩野義製薬 | ○ | あたり |
オセルタミビルリン酸塩 | タミフル カプセル・ドライシロップ | 中外製薬 | ○ | あたり |
ナルフラフィン塩酸塩 | レミッチ カプセル・OD錠 | 東レ、鳥居薬品 | ○ | あたり |
ミノドロン酸水和物 | ボノテオ錠 / リカルボン錠 | アステラス
小野薬品 | ○ | あたり |
モダフィニル | モディオダール錠 | アルフレッサファーマ
田辺三菱製薬 | ○ | はずれ |
ラモトリギン | ラミクタール錠 | グラクソ・スミスクライン | ○ | あたり |
レボフロキサシン | クラビット点滴静注 | 第一三共 | ○ | あたり |
炭酸ランタン水和物 | ホスレノールOD錠・チュアブル・顆粒 | バイエル薬品 | ○ | あたり |
カペシタビン | ゼローダ錠 | 中外製薬 | △ | はずれ |
トラボプロスト | トラバタンズ点眼 | アルコン ファーマ
ノバルティス ファーマ | △ | あたり |
ドルゾラミド塩酸塩 /
チモロールマレイン酸塩 | コソプト配合点眼液 | 参天製薬 | △ | あたり |
ブデソニド /
ホルモテロールフマル酸塩 | シムビコートタービュヘイラー | アストラゼネカ
アステラス | △ | はずれ |
ブリンゾラミド | エイゾプト懸濁性点眼液 | アルコン ファーマ
ノバルティス ファーマ | △ | あたり |
フレカイニド酢酸塩 | タンボコール細粒・錠・静注 | エーザイ | △ | あたり |
モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物 | ナゾネックス点鼻液 | MSD | △ | はずれ |
リセドロン酸ナトリウム水和物 | アクトネル錠75mg / ベネット錠75mg | EAファーマ
武田薬品 | △ | はずれ |
塩酸レボブピバカイン | ポプスカイン | 丸石製薬 | △ | はずれ |
タダラフィル | シアリス錠 | 日本新薬
日本イーライリリー | 番外編 | これから |
アミオダロン塩酸塩 | アンカロン注 | サノフィ
大正富山 | - | はずれ |
ボルテゾミブ | ベルケイド注射用 | ヤンセンファーマ | - | はずれ |
特許とMF登録の状況から予想をしていますが、
予想できなかったアミオダロン塩酸塩静注やボルテゾミブを予想できるように方法の改善を検討してみたいなと思っています。
最後に
ボルテゾミブの承認は、まったくの予想外でした。また、承認された品目/承認されなかった品目で、
特許という観点から注目される品目が複数あるため(イルベサルタン / アムロジピン、ナルフラフィン、炭酸ランタン、ボルテゾミブ、モメタゾンフランカルボン酸点鼻、リセドロン酸75mg等)、これから分析していきたいと思います。
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